漫画、イラストでペン入れ時の線の強弱の必要性とコツ

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漫画、イラストを描く場合、塗り絵のように線の太さは一定で描くよりも強弱をつけて描いた方が味が出て立体感も増すなどいろんなサイトで言われてますし、漫画家の漫画「バクマン!」でも主人公が言っていました。

最初はその意味がわからなかったのですが、どうしても線の強弱を気にせず描くと下書きにペン入れしてから下書きを消すと妙にしょぼい絵になる、というのがあって、どうもその原因が線の強弱をつけない事によるものが大きいようでした。


光の当たり具合で線の太さを変える

線の強弱のポイントというのがまず「光が当たっている所を細く、または白抜き」「影になる部分は太く、またはベタ塗り」というものです。

これは簡単なようでかなり難しいと思います。
スクリーントーン(グレー色)で影を塗る時は光源を決めますが、自分は下書きやペン入れ時点では光源をほとんど意識しないので、どこが影になって、なんて考えないため、光の当たり具合で線の強弱をつけるのはかなり難しいと思います。

なので、光の当たり具合による線の強弱は、仕上げ後、ベタや白抜きの追加で調整するくらいでいいと思います。

輪郭の線を太くする

次に線の強弱をつけるのが、輪郭の線を太くし、輪郭内の線を細くする、というものです。

これによってキャラや建物がわかりやすくなり、目立ちます。
これは比較的簡単ですが、中には、まず太めのペン設定で輪郭だけ描くようにしている人もいるようです。


遠いものの線は細く、近いものは太くする

遠近感をつけるため、遠いものは細く、近いものは太くします。
これが逆になっていると違和感を感じるため、キャラクターの輪郭はなるべく太くします。
ほとんどの人はキャラクターを描いてから背景を描くと思いますが、背景はキャラクターより遠いため、キャラクターより細い線にしないといけません。
ですが、キャラクターを先に描くため、その事を考えずに線を引いてしまうと、キャラクターの線が細すぎて、背景をさらに細くしないといけなくて大変、という事になってしまいます。
そのため、キャラクターを太めの線にする事が大事です。

線のかさなっている部分を太くする

髪の毛の重なっている部分など、その付近を濃く、ベタ塗りすることで、ネタ自体が影の効果を出すため、立体感が増します。
自分はペン入れの時はあまり意識せず、ペン入れが終わってからベタレイヤーをつくって重なっている部位をベタ塗りしたり濃くしたりしています。


硬いものと軟らかいもので線の強弱具合を変える

モノクロやグレースケールでは特に、物の硬さによって線の強弱具合を変えると質感が伝わりやすくなります。
硬いもの、石や鉄で出来たものは線も硬く、強弱はあまりつけずに一定の太さで引き、人間の体や布など、柔らかいもの、部位は線の強弱をつけたやわらかい線の引き方をします。

ちなみに、背景など、硬い部分は直線や曲線ツールで引くという手もありますが、これはやめておいたほうがよさそうです。

直線、曲線ツールだと線の強弱がいっさいなくなり、硬くなりすぎてしまうのです。

現実では硬いものでも、場所が変わると光の当たりかたも違うので、それを自然に表現するには、なるべく一定の太さで自分で引いた線のほうがよくなります。

直線、曲線ツールはデジタル的になってしまって違和感があるので、使うとしてもフキダシやコマ枠ぐらいにした方がいいと思います。


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